お知らせ
奇岩百景 銚子市から3ヶ所認定!!
2014.12.18 Thursday 08:56
な、なんと、銚子ジオパークの「屏風ケ浦」、「犬岩と千騎ケ岩」、「宝満」が「日本の奇岩百景」に登録されました!
「奇岩百景」は、多様な地質・地形から生まれた珍しい形や、人間の営みと関係性が深い岩石などを啓発しようとNPO法人地質情報整備活用機構(東京)が選定したもので、
平成26年10月31日現在、全国で63の奇岩が認定・登録されています。
(詳しくはhttp://www.web-gis.jp/kigan100.html)
奇岩は北海道から九州まで全国各地で選ばれています。
ぜひ、この機会に奇岩めぐりをして、人間と岩石のかたーいつながりを見て体験してください。
まずは、銚子の奇岩から。
奇岩百景に選ばれた「犬岩」(銚子市犬若)
銚子の奇岩の説明のQRコードは↓
「奇岩百景」は、多様な地質・地形から生まれた珍しい形や、人間の営みと関係性が深い岩石などを啓発しようとNPO法人地質情報整備活用機構(東京)が選定したもので、
平成26年10月31日現在、全国で63の奇岩が認定・登録されています。
(詳しくはhttp://www.web-gis.jp/kigan100.html)
奇岩は北海道から九州まで全国各地で選ばれています。
ぜひ、この機会に奇岩めぐりをして、人間と岩石のかたーいつながりを見て体験してください。
まずは、銚子の奇岩から。
奇岩百景に選ばれた「犬岩」(銚子市犬若)
銚子の奇岩の説明のQRコードは↓
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桂雄三氏による巡検は、荒天のため延期となりました
2014.12.15 Monday 17:38
12月16日、17日の桂雄三氏による巡検は、荒天が予想されるため延期となりました。
新しい日程は、改めてこのウェブサイトでご連絡いたします。
新しい日程は、改めてこのウェブサイトでご連絡いたします。
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桂雄三氏による巡検
2014.12.15 Monday 13:00
銚子ジオパーク推進協議会の学識顧問である桂雄三氏による巡検が開催されます。ご興味のある方は、現地までお集まりください。
・犬吠埼周辺の巡検
12月16日(火)13:30−15:30
当日13:30までに、犬吠埼灯台前にお集まりください。
・長崎海岸周辺の巡検
12月17日(水)9:00−11:30
当日9:00までに、長崎海岸にお集まりください。
(駐車場は、防災空地が利用できます)
・犬吠埼周辺の巡検
12月16日(火)13:30−15:30
当日13:30までに、犬吠埼灯台前にお集まりください。
・長崎海岸周辺の巡検
12月17日(水)9:00−11:30
当日9:00までに、長崎海岸にお集まりください。
(駐車場は、防災空地が利用できます)
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犬吠埼灯台140周年記念
2014.11.17 Monday 14:15
11月15日は、犬吠埼灯台140周年記念日でした。この記念イベントに関連し、15、16日の2日間だけですが、空き店舗を利用して、ジオガイド、銚子ジオパークの展示、紙工作などの体験イベントを開催しました。
銚子ジオパークを紹介した正二十面体の工作は、老若男女問わず、人気がありました。親子で参加した方に、この正二十面体は、銚子のみどころを紹介したものであることを説明すると、「観光のいい思い出になります。」と話しておられました。
展示は、岩石・化石や銚子ジオパークのみどころなどを紹介しました。銚子市内の方だけではなく、遠方からの来客もありました。ご案内していると、熱心に質問している方もおりました。
この機会に、銚子ジオパークをよりよく知っていただけるといいですね。
イベント会場のようす
展示と体験イベントのようす
銚子ジオパークを紹介した正二十面体の工作は、老若男女問わず、人気がありました。親子で参加した方に、この正二十面体は、銚子のみどころを紹介したものであることを説明すると、「観光のいい思い出になります。」と話しておられました。
展示は、岩石・化石や銚子ジオパークのみどころなどを紹介しました。銚子市内の方だけではなく、遠方からの来客もありました。ご案内していると、熱心に質問している方もおりました。
この機会に、銚子ジオパークをよりよく知っていただけるといいですね。
イベント会場のようす
展示と体験イベントのようす
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JGN全国研修会(三陸ジオパーク)のジオツアー
2014.11.11 Tuesday 11:11
10月30-31日にJGN全国研修会に参加するため、三陸ジオパークの宮古へ行ってきました。
1日目は、ジオツアーに参加しました。コースは次のとおりです。浄土ヶ浜、田野畑村・サッパ船アドベンチャーズ、山海ろばたハウス(昼食)、龍泉洞、田老地区・学ぶ防災です。
はじめに、国(文化庁)の名勝に指定されている浄土ヶ浜へ行きました。この場所は、約5200万年前の古第三紀に地上近くで固まった流紋岩によって形成されました。浜を構成する石の粒径は、砂ではなくて、中礫〜大礫程度以上であるのが興味深かったです
この近くに、昭和三陸沖地震の津波碑がありました。それには、次のように書かれています。
1933(昭和8)年3月3日
一 大地震の後には津浪が来る
一 大地震があったら高い所へ集れ
一 津浪に追はれたら何處でも高い所へ
一 遠くへ逃げれば津浪に追いつかれる
常に逃げ場を用意しておけ
一 家を建てるなら津浪の来ぬ安全地帯へ
また、チリ地震の津波碑にも、次のように書かれています。
1960(昭和35)年5月23日
地震がなくとも潮汐が異常に退いたら津波が来るから早く高い所に避難せよ
これらの石碑は、一度読んでおけば、その後再びこの石碑を再び見たときに、思い出せるということですね。
また、浄土ヶ浜レストハウスという新しい建物がありますが、かなり高いところまで、津波が遡上していたことがわかりました。
浄土ヶ浜の様子
浄土ヶ浜の景観
海水は、透明度が高くて、海藻が見える。
津波災害を記念した石碑
浄土ヶ浜レストハウス
浄土ヶ浜レストハウスにおける津波遡上高
次に田野畑村へ行き、サッパ船に乗って、海側から陸の様子を観察しました。高さ200〜250mの平坦な丘陵が広がって、海岸線付近で急斜面の海岸段丘を形成しています。この地層は、前期白亜紀(約1億2千万年前)に火成活動があった際の火山岩や溶岩などからなります。リアス式海岸と言われるだけあって、地形が複雑に入り組んでいました。
海食崖の海面付近は、津波による塩害で、植物があまり生えていません。
春から夏にかけて、やってくるミサゴの営巣地がありました。秋冬には、南へ渡るため見られなくなるそうです。一方、10月下旬に銚子で、ミサゴを確認したので、環境の違いを感じました。
机漁港等では、今でも防潮堤の工事が行われていました。また、特徴的な形をした岩などには、名前が付けられていたのが興味深く感じられました。
約30度傾いた宮古層群(前期白亜紀)の地層が見られる。
津波による塩害の影響で、海岸付近には植物が生育していない。
ミサゴの営巣地
浜では、今でも護岸工事が行なわれている。
ロウソク岩
ゴリラ岩
右側の細長い穴が正直穴
午後から、日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞に行きました。ここは日本地質百選にも選ばれています。
地下に轟音を立てて流れる川があったことに驚きました。地底湖の水深は、まだはっきりしていないものもあり、今でも正確にはわからないようです。一度潜ったら、同じところに戻ってこられるとは限らないかもしれないという危険があるためです。また、水温は、いつも9度だそうです。鍾乳洞の中も特徴的な形をしたものには、名前がついていました。
龍泉洞の入口(地下の川から地上の川へ)
龍泉洞の内部(洞内温度は11.0℃)
第一地底湖、第二地底湖、第三地底湖へ
地底湖の様子
見学通路の様子
最後に、田老地区へ行きました。かつて、田老防潮堤は、高さ5mで、X字型の二重構造になっていました。その交点付近で、防災ガイドから話を聞きました。3・11のとき、はじめに出された津波警報によれば、津波高は3mと放送されていました。しかし、その後停電のために、新たな情報がやってきませんでした。ところが、実際の津波高は、10mを越えました。現地を見て、東日本大震災の恐ろしさを再認識した。
現在、国道45号線よりも海側では、住宅地を立てることはできません。住宅地を立てるならば、国道45号線よりも陸側または、高台だけです。まだ、住宅の建設は始まっていませんが、高台よりも、国道45号線より陸側に希望する人が多いようです。この地域では、現在でも、倒壊された防潮堤やたろう観光ホテルが残っています。現地を見て、東日本大震災の凄まじい破壊力を再認識しました。防災ガイドは、「災害は、忘れたころにやってくるのではなく、忘れるから起こる」と言っていたのが印象的です。
なお、田老防潮堤は今年8月に、たろう観光ホテルは今年3月に震災遺構として保存されることとなったようです。
防潮堤の上で、防災ガイドの説明
防潮堤よりも海側の水産加工施設
防潮堤とその海側への入口
被災したたろう観光ホテル(震災遺構)
1日目は、ジオツアーに参加しました。コースは次のとおりです。浄土ヶ浜、田野畑村・サッパ船アドベンチャーズ、山海ろばたハウス(昼食)、龍泉洞、田老地区・学ぶ防災です。
はじめに、国(文化庁)の名勝に指定されている浄土ヶ浜へ行きました。この場所は、約5200万年前の古第三紀に地上近くで固まった流紋岩によって形成されました。浜を構成する石の粒径は、砂ではなくて、中礫〜大礫程度以上であるのが興味深かったです
この近くに、昭和三陸沖地震の津波碑がありました。それには、次のように書かれています。
1933(昭和8)年3月3日
一 大地震の後には津浪が来る
一 大地震があったら高い所へ集れ
一 津浪に追はれたら何處でも高い所へ
一 遠くへ逃げれば津浪に追いつかれる
常に逃げ場を用意しておけ
一 家を建てるなら津浪の来ぬ安全地帯へ
また、チリ地震の津波碑にも、次のように書かれています。
1960(昭和35)年5月23日
地震がなくとも潮汐が異常に退いたら津波が来るから早く高い所に避難せよ
これらの石碑は、一度読んでおけば、その後再びこの石碑を再び見たときに、思い出せるということですね。
また、浄土ヶ浜レストハウスという新しい建物がありますが、かなり高いところまで、津波が遡上していたことがわかりました。
浄土ヶ浜の様子
浄土ヶ浜の景観
海水は、透明度が高くて、海藻が見える。
津波災害を記念した石碑
浄土ヶ浜レストハウス
浄土ヶ浜レストハウスにおける津波遡上高
次に田野畑村へ行き、サッパ船に乗って、海側から陸の様子を観察しました。高さ200〜250mの平坦な丘陵が広がって、海岸線付近で急斜面の海岸段丘を形成しています。この地層は、前期白亜紀(約1億2千万年前)に火成活動があった際の火山岩や溶岩などからなります。リアス式海岸と言われるだけあって、地形が複雑に入り組んでいました。
海食崖の海面付近は、津波による塩害で、植物があまり生えていません。
春から夏にかけて、やってくるミサゴの営巣地がありました。秋冬には、南へ渡るため見られなくなるそうです。一方、10月下旬に銚子で、ミサゴを確認したので、環境の違いを感じました。
机漁港等では、今でも防潮堤の工事が行われていました。また、特徴的な形をした岩などには、名前が付けられていたのが興味深く感じられました。
約30度傾いた宮古層群(前期白亜紀)の地層が見られる。
津波による塩害の影響で、海岸付近には植物が生育していない。
ミサゴの営巣地
浜では、今でも護岸工事が行なわれている。
ロウソク岩
ゴリラ岩
右側の細長い穴が正直穴
午後から、日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞に行きました。ここは日本地質百選にも選ばれています。
地下に轟音を立てて流れる川があったことに驚きました。地底湖の水深は、まだはっきりしていないものもあり、今でも正確にはわからないようです。一度潜ったら、同じところに戻ってこられるとは限らないかもしれないという危険があるためです。また、水温は、いつも9度だそうです。鍾乳洞の中も特徴的な形をしたものには、名前がついていました。
龍泉洞の入口(地下の川から地上の川へ)
龍泉洞の内部(洞内温度は11.0℃)
第一地底湖、第二地底湖、第三地底湖へ
地底湖の様子
見学通路の様子
最後に、田老地区へ行きました。かつて、田老防潮堤は、高さ5mで、X字型の二重構造になっていました。その交点付近で、防災ガイドから話を聞きました。3・11のとき、はじめに出された津波警報によれば、津波高は3mと放送されていました。しかし、その後停電のために、新たな情報がやってきませんでした。ところが、実際の津波高は、10mを越えました。現地を見て、東日本大震災の恐ろしさを再認識した。
現在、国道45号線よりも海側では、住宅地を立てることはできません。住宅地を立てるならば、国道45号線よりも陸側または、高台だけです。まだ、住宅の建設は始まっていませんが、高台よりも、国道45号線より陸側に希望する人が多いようです。この地域では、現在でも、倒壊された防潮堤やたろう観光ホテルが残っています。現地を見て、東日本大震災の凄まじい破壊力を再認識しました。防災ガイドは、「災害は、忘れたころにやってくるのではなく、忘れるから起こる」と言っていたのが印象的です。
なお、田老防潮堤は今年8月に、たろう観光ホテルは今年3月に震災遺構として保存されることとなったようです。
防潮堤の上で、防災ガイドの説明
防潮堤よりも海側の水産加工施設
防潮堤とその海側への入口
被災したたろう観光ホテル(震災遺構)
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