お知らせ
桂雄三氏による巡検
2014.12.15 Monday 13:00
銚子ジオパーク推進協議会の学識顧問である桂雄三氏による巡検が開催されます。ご興味のある方は、現地までお集まりください。
・犬吠埼周辺の巡検
12月16日(火)13:30−15:30
当日13:30までに、犬吠埼灯台前にお集まりください。
・長崎海岸周辺の巡検
12月17日(水)9:00−11:30
当日9:00までに、長崎海岸にお集まりください。
(駐車場は、防災空地が利用できます)
・犬吠埼周辺の巡検

12月16日(火)13:30−15:30
当日13:30までに、犬吠埼灯台前にお集まりください。
・長崎海岸周辺の巡検

12月17日(水)9:00−11:30
当日9:00までに、長崎海岸にお集まりください。
(駐車場は、防災空地が利用できます)
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犬吠埼灯台140周年記念
2014.11.17 Monday 14:15



銚子ジオパークを紹介した正二十面体の工作は、老若男女問わず、人気がありました。


展示は、岩石・化石や銚子ジオパークのみどころなどを紹介しました。



この機会に、銚子ジオパークをよりよく知っていただけるといいですね。


イベント会場のようす

展示と体験イベントのようす
カテゴリー: 事務局ブログ |
JGN全国研修会(三陸ジオパーク)のジオツアー
2014.11.11 Tuesday 11:11
10月30-31日にJGN全国研修会に参加するため、三陸ジオパークの宮古へ行ってきました。
1日目は、ジオツアーに参加しました。コースは次のとおりです。浄土ヶ浜、田野畑村・サッパ船アドベンチャーズ、山海ろばたハウス(昼食)、龍泉洞、田老地区・学ぶ防災です。
はじめに、国(文化庁)の名勝に指定されている浄土ヶ浜へ行きました。この場所は、約5200万年前の古第三紀に地上近くで固まった流紋岩によって形成されました。浜を構成する石の粒径は、砂ではなくて、中礫〜大礫程度以上であるのが興味深かったです
この近くに、昭和三陸沖地震の津波碑がありました。それには、次のように書かれています。
1933(昭和8)年3月3日
一 大地震の後には津浪が来る
一 大地震があったら高い所へ集れ
一 津浪に追はれたら何處でも高い所へ
一 遠くへ逃げれば津浪に追いつかれる
常に逃げ場を用意しておけ
一 家を建てるなら津浪の来ぬ安全地帯へ
また、チリ地震の津波碑にも、次のように書かれています。
1960(昭和35)年5月23日
地震がなくとも潮汐が異常に退いたら津波が来るから早く高い所に避難せよ
これらの石碑は、一度読んでおけば、その後再びこの石碑を再び見たときに、思い出せるということですね。
また、浄土ヶ浜レストハウスという新しい建物がありますが、かなり高いところまで、津波が遡上していたことがわかりました。

浄土ヶ浜の様子

浄土ヶ浜の景観

海水は、透明度が高くて、海藻が見える。

津波災害を記念した石碑

浄土ヶ浜レストハウス

浄土ヶ浜レストハウスにおける津波遡上高
次に田野畑村へ行き、サッパ船に乗って、海側から陸の様子を観察しました。高さ200〜250mの平坦な丘陵が広がって、海岸線付近で急斜面の海岸段丘を形成しています。この地層は、前期白亜紀(約1億2千万年前)に火成活動があった際の火山岩や溶岩などからなります。リアス式海岸と言われるだけあって、地形が複雑に入り組んでいました。
海食崖の海面付近は、津波による塩害で、植物があまり生えていません。
春から夏にかけて、やってくるミサゴの営巣地がありました。秋冬には、南へ渡るため見られなくなるそうです。一方、10月下旬に銚子で、ミサゴを確認したので、環境の違いを感じました。
机漁港等では、今でも防潮堤の工事が行われていました。また、特徴的な形をした岩などには、名前が付けられていたのが興味深く感じられました。

約30度傾いた宮古層群(前期白亜紀)の地層が見られる。

津波による塩害の影響で、海岸付近には植物が生育していない。

ミサゴの営巣地

浜では、今でも護岸工事が行なわれている。

ロウソク岩

ゴリラ岩

右側の細長い穴が正直穴
午後から、日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞に行きました。ここは日本地質百選にも選ばれています。
地下に轟音を立てて流れる川があったことに驚きました。地底湖の水深は、まだはっきりしていないものもあり、今でも正確にはわからないようです。一度潜ったら、同じところに戻ってこられるとは限らないかもしれないという危険があるためです。また、水温は、いつも9度だそうです。鍾乳洞の中も特徴的な形をしたものには、名前がついていました。

龍泉洞の入口(地下の川から地上の川へ)

龍泉洞の内部(洞内温度は11.0℃)
第一地底湖、第二地底湖、第三地底湖へ
地底湖の様子

見学通路の様子
最後に、田老地区へ行きました。かつて、田老防潮堤は、高さ5mで、X字型の二重構造になっていました。その交点付近で、防災ガイドから話を聞きました。3・11のとき、はじめに出された津波警報によれば、津波高は3mと放送されていました。しかし、その後停電のために、新たな情報がやってきませんでした。ところが、実際の津波高は、10mを越えました。現地を見て、東日本大震災の恐ろしさを再認識した。
現在、国道45号線よりも海側では、住宅地を立てることはできません。住宅地を立てるならば、国道45号線よりも陸側または、高台だけです。まだ、住宅の建設は始まっていませんが、高台よりも、国道45号線より陸側に希望する人が多いようです。この地域では、現在でも、倒壊された防潮堤やたろう観光ホテルが残っています。現地を見て、東日本大震災の凄まじい破壊力を再認識しました。防災ガイドは、「災害は、忘れたころにやってくるのではなく、忘れるから起こる」と言っていたのが印象的です。
なお、田老防潮堤は今年8月に、たろう観光ホテルは今年3月に震災遺構として保存されることとなったようです。

防潮堤の上で、防災ガイドの説明

防潮堤よりも海側の水産加工施設

防潮堤とその海側への入口

被災したたろう観光ホテル(震災遺構)
1日目は、ジオツアーに参加しました。コースは次のとおりです。浄土ヶ浜、田野畑村・サッパ船アドベンチャーズ、山海ろばたハウス(昼食)、龍泉洞、田老地区・学ぶ防災です。
はじめに、国(文化庁)の名勝に指定されている浄土ヶ浜へ行きました。この場所は、約5200万年前の古第三紀に地上近くで固まった流紋岩によって形成されました。浜を構成する石の粒径は、砂ではなくて、中礫〜大礫程度以上であるのが興味深かったです
この近くに、昭和三陸沖地震の津波碑がありました。それには、次のように書かれています。
1933(昭和8)年3月3日
一 大地震の後には津浪が来る
一 大地震があったら高い所へ集れ
一 津浪に追はれたら何處でも高い所へ
一 遠くへ逃げれば津浪に追いつかれる
常に逃げ場を用意しておけ
一 家を建てるなら津浪の来ぬ安全地帯へ
また、チリ地震の津波碑にも、次のように書かれています。
1960(昭和35)年5月23日
地震がなくとも潮汐が異常に退いたら津波が来るから早く高い所に避難せよ
これらの石碑は、一度読んでおけば、その後再びこの石碑を再び見たときに、思い出せるということですね。
また、浄土ヶ浜レストハウスという新しい建物がありますが、かなり高いところまで、津波が遡上していたことがわかりました。

浄土ヶ浜の様子

浄土ヶ浜の景観

海水は、透明度が高くて、海藻が見える。

津波災害を記念した石碑

浄土ヶ浜レストハウス

浄土ヶ浜レストハウスにおける津波遡上高
次に田野畑村へ行き、サッパ船に乗って、海側から陸の様子を観察しました。高さ200〜250mの平坦な丘陵が広がって、海岸線付近で急斜面の海岸段丘を形成しています。この地層は、前期白亜紀(約1億2千万年前)に火成活動があった際の火山岩や溶岩などからなります。リアス式海岸と言われるだけあって、地形が複雑に入り組んでいました。
海食崖の海面付近は、津波による塩害で、植物があまり生えていません。
春から夏にかけて、やってくるミサゴの営巣地がありました。秋冬には、南へ渡るため見られなくなるそうです。一方、10月下旬に銚子で、ミサゴを確認したので、環境の違いを感じました。
机漁港等では、今でも防潮堤の工事が行われていました。また、特徴的な形をした岩などには、名前が付けられていたのが興味深く感じられました。

約30度傾いた宮古層群(前期白亜紀)の地層が見られる。

津波による塩害の影響で、海岸付近には植物が生育していない。

ミサゴの営巣地

浜では、今でも護岸工事が行なわれている。

ロウソク岩

ゴリラ岩

右側の細長い穴が正直穴
午後から、日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞に行きました。ここは日本地質百選にも選ばれています。
地下に轟音を立てて流れる川があったことに驚きました。地底湖の水深は、まだはっきりしていないものもあり、今でも正確にはわからないようです。一度潜ったら、同じところに戻ってこられるとは限らないかもしれないという危険があるためです。また、水温は、いつも9度だそうです。鍾乳洞の中も特徴的な形をしたものには、名前がついていました。

龍泉洞の入口(地下の川から地上の川へ)

龍泉洞の内部(洞内温度は11.0℃)

第一地底湖、第二地底湖、第三地底湖へ

地底湖の様子

見学通路の様子
最後に、田老地区へ行きました。かつて、田老防潮堤は、高さ5mで、X字型の二重構造になっていました。その交点付近で、防災ガイドから話を聞きました。3・11のとき、はじめに出された津波警報によれば、津波高は3mと放送されていました。しかし、その後停電のために、新たな情報がやってきませんでした。ところが、実際の津波高は、10mを越えました。現地を見て、東日本大震災の恐ろしさを再認識した。
現在、国道45号線よりも海側では、住宅地を立てることはできません。住宅地を立てるならば、国道45号線よりも陸側または、高台だけです。まだ、住宅の建設は始まっていませんが、高台よりも、国道45号線より陸側に希望する人が多いようです。この地域では、現在でも、倒壊された防潮堤やたろう観光ホテルが残っています。現地を見て、東日本大震災の凄まじい破壊力を再認識しました。防災ガイドは、「災害は、忘れたころにやってくるのではなく、忘れるから起こる」と言っていたのが印象的です。
なお、田老防潮堤は今年8月に、たろう観光ホテルは今年3月に震災遺構として保存されることとなったようです。

防潮堤の上で、防災ガイドの説明

防潮堤よりも海側の水産加工施設

防潮堤とその海側への入口

被災したたろう観光ホテル(震災遺構)
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ジオパーク関東大会(箱根ジオパーク)のジオツアー
2014.11.10 Monday 17:15




2日目は、ジオツアー(箱根コース)に参加しました。コースは、環境省箱根ビジターセンターから、大涌谷までのハイキングコースです。

まず、箱根ビジターセンターでは、箱根火山の歴史と、箱根街道の歴史について説明を受けました。



その後、ハイキングコースを歩きました。






また、船見岩は、流れ山であるが、かつてここから芦ノ湖の米を運搬する船を見張っていたことから船見岩と名付けられたことも興味深かったです。

歩き始めて2時間後に大涌谷に到着しました。富士山が大きいし、眺めも最高でした。(銚子から見る富士山は、遠いので、小さく見えます)

一汗かいたあとの、お弁当は美味しかったです。また、機会があれば、箱根に行ってみたいです。


写真1 ジオツアー出発前のようす

写真2 富士山が大きい!

写真3 ツルシキミ

写真4 ツルリンドウ

写真5 日本の北限に生育する箱根のヒメシャラ

写真6 大涌谷の噴気
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銚子にも天然ガス!?
2014.11.10 Monday 15:15




・黄鉄鉱が存在し、チタン鉱物が割合に多く存在する。

・石油化度は、南関東の中新統よりもほぼ1ケタ大きい。

・天然ガスは、55-60m間で多く噴出した。











(引用文献)
本島公司、牧真一、米谷宏、1961, 銚子市の白堊紀層に関する地球化学的考察、石油協會誌, 26, 8:386-393.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/japt1933/26/8/26_8_386/_pdf
尾崎晃、長尾諭、小池正樹、2013、付編 『千葉県における天然ガスの開発と生産の経緯』、千葉県現代産業科学館研究報告, 19:1-14.
http://www.chiba-muse.or.jp/SCIENCE/doc/research/24kenkyu_houkoku/ozaki_01.pdf
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