お知らせ
ジオパーク活動の3本柱
2014.01.29 Wednesday 09:00
ジオパーク活動には、3本柱があります。
それは、保護・保全、教育・普及、地域振興です。
1.保護・保全
ジオパークは、貴重な地質を持つジオサイトに対して、法や条例で確実に保護することが重要です。
2.教育・普及
ジオパークの責務は、地球科学の知識や環境、文化などの概念を社会に伝える支援、手段、活動を提供することです。
(例)地域レベルでジオガイドの養成⇒地域の知識や情報を伝えることができる
(地域住民の参加を最優先することがジオパークの維持運営を成功させるカギ)
(例)地域における地学教育(地元の生徒に、生物多様性や地域の文化遺産と関連させながら地質遺産の重要性について教える)⇒ジオパークの保存、郷土意識の喚起など
3.地域振興
ジオパークは、持続可能な開発という枠組みの中で経済活動を活性化させることを主要戦略目標の一つに掲げています。
(目標として)文化的、環境的に持続可能な社会経済開発を育成すること
⇒人々の生活水準や農村の環境が向上する
⇒地域の住民であるという帰属意識が高まる
⇒さらなる地質遺産の保護に役立つ。
私たちも、ジオパーク活動を応援していきたいですね。
(引用文献)
各国のジオパークがユネスコの支援を得て世界ジオパークネットワーク(GGN)に参加するためのガイドラインと基準(2010年4月)
(https://www.gsj.jp/jgc/files/GGNguidelineJ.pdf)
それは、保護・保全、教育・普及、地域振興です。
1.保護・保全
ジオパークは、貴重な地質を持つジオサイトに対して、法や条例で確実に保護することが重要です。
2.教育・普及
ジオパークの責務は、地球科学の知識や環境、文化などの概念を社会に伝える支援、手段、活動を提供することです。
(例)地域レベルでジオガイドの養成⇒地域の知識や情報を伝えることができる
(地域住民の参加を最優先することがジオパークの維持運営を成功させるカギ)
(例)地域における地学教育(地元の生徒に、生物多様性や地域の文化遺産と関連させながら地質遺産の重要性について教える)⇒ジオパークの保存、郷土意識の喚起など
3.地域振興
ジオパークは、持続可能な開発という枠組みの中で経済活動を活性化させることを主要戦略目標の一つに掲げています。
(目標として)文化的、環境的に持続可能な社会経済開発を育成すること
⇒人々の生活水準や農村の環境が向上する
⇒地域の住民であるという帰属意識が高まる
⇒さらなる地質遺産の保護に役立つ。
私たちも、ジオパーク活動を応援していきたいですね。
(引用文献)
各国のジオパークがユネスコの支援を得て世界ジオパークネットワーク(GGN)に参加するためのガイドラインと基準(2010年4月)
(https://www.gsj.jp/jgc/files/GGNguidelineJ.pdf)
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ジオパークとは?
2014.01.28 Tuesday 09:00
ジオパークは、地質遺産を扱うことが土台となります。どのように地質遺産を扱うのかと言えば、保護、教育、持続的な開発が考慮されていることです。なぜ保護するのかと言えば、地質遺産は、地球の営みの証拠を持っているからです。過去のある時代に、特徴的な大地の動きがあったという証拠です。このような特徴は、ある時代のある地域だけに見られる場合もあります。そうすると、その部分を何らかの理由で攪乱してしまうと、その大事な地球の営みの証拠がなくなってしまい、二度と元通りにすることができません。そのために、地球の営みを破壊しないように、持続可能な開発が要求されます。
さらに、その地質遺産の何がどのように重要なのかがわからなければ、保護しようという気持ちが持てないと思います。そのために地質などの知識の習得が必要になります。
ジオパーク活動は、地質遺産を扱うことが土台となっておりますが、重要な地質遺産を集めただけではジオパークとして認められていません。では、他にどういう条件が必要なのでしょうか?それは、大地の恵み、大地と人との関わりを人々に上手に伝えることです。銚子は、陸からの大地の恵み(農業など)だけでなく、海からの大地の恵み(水産業など)を受けることができるという特徴を持っています。それだけでなく、大地の上空からの恵み(風力発電など)を受けています。私たちは、これらの恵みを受けつつ生活しております。
さらに、このような恵みは、銚子では、過去にさかのぼって、縄文時代や旧石器時代にも享受して生活しておりました。
銚子には、多様な地質遺産が存在しているだけでなく、陸海空からの恵みを受けながら私たちが生活している素晴らしいジオパークです。
この素晴らしいジオパークという新しい枠組みは、もともと銚子にあった資源を、観光客のみなさまに伝えるのに最適です。
ジオパークで、銚子のまちを活性化させたいですね。
(参考資料)
各国のジオパークがユネスコの支援を得て世界ジオパークネットワーク(GGN)に参加するためのガイドラインと基準(2010年4月)
(https://www.gsj.jp/jgc/files/GGNguidelineJ.pdf)
さらに、その地質遺産の何がどのように重要なのかがわからなければ、保護しようという気持ちが持てないと思います。そのために地質などの知識の習得が必要になります。
ジオパーク活動は、地質遺産を扱うことが土台となっておりますが、重要な地質遺産を集めただけではジオパークとして認められていません。では、他にどういう条件が必要なのでしょうか?それは、大地の恵み、大地と人との関わりを人々に上手に伝えることです。銚子は、陸からの大地の恵み(農業など)だけでなく、海からの大地の恵み(水産業など)を受けることができるという特徴を持っています。それだけでなく、大地の上空からの恵み(風力発電など)を受けています。私たちは、これらの恵みを受けつつ生活しております。
さらに、このような恵みは、銚子では、過去にさかのぼって、縄文時代や旧石器時代にも享受して生活しておりました。
銚子には、多様な地質遺産が存在しているだけでなく、陸海空からの恵みを受けながら私たちが生活している素晴らしいジオパークです。
この素晴らしいジオパークという新しい枠組みは、もともと銚子にあった資源を、観光客のみなさまに伝えるのに最適です。
ジオパークで、銚子のまちを活性化させたいですね。
(参考資料)
各国のジオパークがユネスコの支援を得て世界ジオパークネットワーク(GGN)に参加するためのガイドラインと基準(2010年4月)
(https://www.gsj.jp/jgc/files/GGNguidelineJ.pdf)
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ジオパーク活動の醍醐味
2014.01.27 Monday 09:00
Iさん:「ジオパークって聞いたことある?」
Aさん:「ジオパークって聞いたことあるよ。地質や岩石のことでしょ?」
Bさん:「高校で、地学を取ってなかったし、ジオパークってよくわからないよ。」
ジオパーク活動は、地学を知らなければ、仲間に入れないのでしょうか???
ジオパークは、私たちとは関係のない活動なのでしょうか?そんなことはありません。ジオパーク活動によって、私たちはいつも大地からの恵みを受けて生きており、ときどき自然災害があることを思い出させてくれます。私たちは、地震を体験するたびに大地が活発に活動していることがわかります。私たちは大地の活動と上手につきあって生きていかなければなりません。
大地には多様な種類の植物が生育しております。私たちは、植物から光合成によって生産された酸素を吸って生きています。また、私たちは、おいしい植物を利用して食べています。この大地には、いろいろな動物が棲んでおり、私たちを楽しませてくれることもあります。
銚子は海に突き出た大地が特徴なので、特異な気候を生み出しております。
大地に学び、親しむことによって、私たちがいかに自然界の見事な仕組みを利用しつつ日々生活しているのかがよくわかるようになると思います。
銚子ジオパークは、大地からの恵みに満ちております。私たちが受けている恵みについて、ジオパーク活動を通して、色々な人に伝えたいと思いませんか?これがジオパーク活動の醍醐味です。
このジオパークという新しい枠組みの中で、銚子のまちを活性化させたいですね。
Aさん:「ジオパークって聞いたことあるよ。地質や岩石のことでしょ?」
Bさん:「高校で、地学を取ってなかったし、ジオパークってよくわからないよ。」
ジオパーク活動は、地学を知らなければ、仲間に入れないのでしょうか???
ジオパークは、私たちとは関係のない活動なのでしょうか?そんなことはありません。ジオパーク活動によって、私たちはいつも大地からの恵みを受けて生きており、ときどき自然災害があることを思い出させてくれます。私たちは、地震を体験するたびに大地が活発に活動していることがわかります。私たちは大地の活動と上手につきあって生きていかなければなりません。
大地には多様な種類の植物が生育しております。私たちは、植物から光合成によって生産された酸素を吸って生きています。また、私たちは、おいしい植物を利用して食べています。この大地には、いろいろな動物が棲んでおり、私たちを楽しませてくれることもあります。
銚子は海に突き出た大地が特徴なので、特異な気候を生み出しております。
大地に学び、親しむことによって、私たちがいかに自然界の見事な仕組みを利用しつつ日々生活しているのかがよくわかるようになると思います。
銚子ジオパークは、大地からの恵みに満ちております。私たちが受けている恵みについて、ジオパーク活動を通して、色々な人に伝えたいと思いませんか?これがジオパーク活動の醍醐味です。
このジオパークという新しい枠組みの中で、銚子のまちを活性化させたいですね。
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秩父ジオパークからの視察(2日目)
2014.01.25 Saturday 09:00
2日目のジオツアーは、犬岩、外川(とかわ)漁港、犬吠埼、ヤマサ醤油工場見学でした。
犬岩では、付加体などの地層の成り立ち、伊能忠敬の地図測量に関する話を聞きました。
次は、外川漁港です。現時点では、ジオサイトにはなっておりませんが、地理的にイワシの漁場が近く、銚子の漁業の発祥地など、ジオとの関わりのある話しができる場所でもあるので、取り入れました。江戸時代初期から大正時代まで、長期にわたって利用されていたことや、その間に浚渫を行う必要もない構造であったというのが、すごいと思いました。
図1 犬岩でのジオツアーのようす
図2外川漁港でのジオツアーのようす
その次は、犬吠埼へ行きました。天気も良く波も穏やかだったので、犬吠埼の下にある遊歩道まで行って、地層を見ることができました。浅海堆積物、生痕化石、灯台の話し等が説明されていました。
最後にヤマサ醤油の工場見学へ行きました。江戸時代には利根川を利用して、高瀬舟に醤油を載せて、江戸まで運搬していたことや銚子の気候が醤油醸造に適していたことなど、映像でジオとの関わりが説明されていました。
?
図3 犬吠埼でのジオガイドによる説明
図4ヤマサ醤油の工場見学
この工場見学のあとで、名残惜しいですが、解散となりました。
最後になりましたが、秩父まるごとジオパーク推進協議会のみなさま、銚子ジオパークへお越しくださいまして、ありがとうございました。また今度お会いしましょう。
犬岩では、付加体などの地層の成り立ち、伊能忠敬の地図測量に関する話を聞きました。
次は、外川漁港です。現時点では、ジオサイトにはなっておりませんが、地理的にイワシの漁場が近く、銚子の漁業の発祥地など、ジオとの関わりのある話しができる場所でもあるので、取り入れました。江戸時代初期から大正時代まで、長期にわたって利用されていたことや、その間に浚渫を行う必要もない構造であったというのが、すごいと思いました。
図1 犬岩でのジオツアーのようす
図2外川漁港でのジオツアーのようす
その次は、犬吠埼へ行きました。天気も良く波も穏やかだったので、犬吠埼の下にある遊歩道まで行って、地層を見ることができました。浅海堆積物、生痕化石、灯台の話し等が説明されていました。
最後にヤマサ醤油の工場見学へ行きました。江戸時代には利根川を利用して、高瀬舟に醤油を載せて、江戸まで運搬していたことや銚子の気候が醤油醸造に適していたことなど、映像でジオとの関わりが説明されていました。
?
図3 犬吠埼でのジオガイドによる説明
図4ヤマサ醤油の工場見学
この工場見学のあとで、名残惜しいですが、解散となりました。
最後になりましたが、秩父まるごとジオパーク推進協議会のみなさま、銚子ジオパークへお越しくださいまして、ありがとうございました。また今度お会いしましょう。
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秩父ジオパークからの視察(1日目)
2014.01.24 Friday 12:00
1月19〜20日に秩父まるごとジオパーク推進協議会のみなさまが銚子ジオパークへ視察に来てくださいました。
はじめは、銚子マリーナのセンターハウスで、意見交換会が行われました。
図1 意見交換会のときのようす
今回のテーマは、「公共交通を利用したジオパークの取組について」でした。銚子ジオパークからは、学研教育出版と銚子電鉄のコラボで3月に開催される、親子で参加できる体験型教育観光イベント「ラボ・トレイン めざせ!ラボ・マスター!」とJR東日本による「旅市冬の旅」が紹介されました。秩父ジオパークからも、取組みの紹介がありました。
ひきつづき、ジオツアーに出かけました。1日目は、青少年文化会館、屏風ケ浦、地球の丸く見える丘展望館の3か所でした。
青少年文化会館では、展示を見ながら、銚子ジオパークの全体的な話や余山貝塚に関する紙芝居の説明を聞きました。
図2 余山貝塚の紙芝居による説明
図3 屏風ケ浦の地層の説明
図4 地球の丸く見える丘展望館から日入を見ています。
図5 日が沈んでから、富士山がくっきり見えました。
図6 建物の中に入って、展示室で琥珀などの説明を聞いています。
次に、屏風ケ浦へ行きました。秩父から銚子に続く地層の特徴や、火山灰などの説明を聞きました。
その後、地球の丸く見える丘展望館へ行き、水平線に沈む夕日、日が沈んでから、次第にくっきり見えてきた富士山を堪能しました。銚子に住んでいれば、見られる機会が多いのですが、秩父では両方とも見られないということなので、みなさま喜んでくださいました。
それから、建物の中に入って、展示コーナーへ行き、銚子の琥珀についての説明がありました。
夜間には、懇親会も行われました。途中、銚子と秩父それぞれが出し物を披露するなど、たいへん盛り上がりながら、交流を深めることができました。
はじめは、銚子マリーナのセンターハウスで、意見交換会が行われました。
図1 意見交換会のときのようす
今回のテーマは、「公共交通を利用したジオパークの取組について」でした。銚子ジオパークからは、学研教育出版と銚子電鉄のコラボで3月に開催される、親子で参加できる体験型教育観光イベント「ラボ・トレイン めざせ!ラボ・マスター!」とJR東日本による「旅市冬の旅」が紹介されました。秩父ジオパークからも、取組みの紹介がありました。
ひきつづき、ジオツアーに出かけました。1日目は、青少年文化会館、屏風ケ浦、地球の丸く見える丘展望館の3か所でした。
青少年文化会館では、展示を見ながら、銚子ジオパークの全体的な話や余山貝塚に関する紙芝居の説明を聞きました。
図2 余山貝塚の紙芝居による説明
図3 屏風ケ浦の地層の説明
図4 地球の丸く見える丘展望館から日入を見ています。
図5 日が沈んでから、富士山がくっきり見えました。
図6 建物の中に入って、展示室で琥珀などの説明を聞いています。
次に、屏風ケ浦へ行きました。秩父から銚子に続く地層の特徴や、火山灰などの説明を聞きました。
その後、地球の丸く見える丘展望館へ行き、水平線に沈む夕日、日が沈んでから、次第にくっきり見えてきた富士山を堪能しました。銚子に住んでいれば、見られる機会が多いのですが、秩父では両方とも見られないということなので、みなさま喜んでくださいました。
それから、建物の中に入って、展示コーナーへ行き、銚子の琥珀についての説明がありました。
夜間には、懇親会も行われました。途中、銚子と秩父それぞれが出し物を披露するなど、たいへん盛り上がりながら、交流を深めることができました。
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