お知らせ
銚子ジオパークを歩く
2014.04.10 Thursday 13:30
銚子市南東部の屏風ケ浦から君ケ浜まで、海沿いに歩いてジオサイトを巡りました。歩いて複数のジオサイトを巡ることができるのは、銚子ジオパークの特徴でもあります。
千葉科学大学のカフェマリーナで昼食を取った後、犬岩へ向かって歩きました。現在は、屏風ケ浦遊歩道から犬岩まで、埋め立てられているので、坂道の上り下りをせずに、平坦な道を通って行くことができます。犬岩で所要時間やガイドについて話し合いました(図1)。
犬岩を出ると、千騎ケ岩、外川漁港を経由して長崎海岸へ向かっています(図2)。そのまま銚子の魅力などを話しながら歩き続けて、犬吠埼へ向かいました(図3)。途中、ハマダイコンがあちこちで開花しているのを見ました(図5)。犬吠埼では、カントウタンポポも開花していました(図6)。
その後は、君ケ浜の松林の中を歩いて、駐車場まで行きました(図4)。ここではカジイチゴが開花しておりました(図7)。
歩いて適度な運動をしながら、銚子ジオパークを巡る、一石二鳥のジオパークです。みなさまも、銚子ジオパークの散策を楽しんではいかがでしょうか。
(参考タイム:千葉科学大学マリーナキャンパス前から犬吠埼まで徒歩約1時間50分)
図1 犬岩前にて
図2 長崎橋の上を歩いています
図3 犬吠埼へ向かっています
図4 君ケ浜の松林の中を歩いています
図5 ハマダイコンの開花
図6 カントウタンポポの開花
図7 カジイチゴの開花
千葉科学大学のカフェマリーナで昼食を取った後、犬岩へ向かって歩きました。現在は、屏風ケ浦遊歩道から犬岩まで、埋め立てられているので、坂道の上り下りをせずに、平坦な道を通って行くことができます。犬岩で所要時間やガイドについて話し合いました(図1)。
犬岩を出ると、千騎ケ岩、外川漁港を経由して長崎海岸へ向かっています(図2)。そのまま銚子の魅力などを話しながら歩き続けて、犬吠埼へ向かいました(図3)。途中、ハマダイコンがあちこちで開花しているのを見ました(図5)。犬吠埼では、カントウタンポポも開花していました(図6)。
その後は、君ケ浜の松林の中を歩いて、駐車場まで行きました(図4)。ここではカジイチゴが開花しておりました(図7)。
歩いて適度な運動をしながら、銚子ジオパークを巡る、一石二鳥のジオパークです。みなさまも、銚子ジオパークの散策を楽しんではいかがでしょうか。
(参考タイム:千葉科学大学マリーナキャンパス前から犬吠埼まで徒歩約1時間50分)
図1 犬岩前にて
図2 長崎橋の上を歩いています
図3 犬吠埼へ向かっています
図4 君ケ浜の松林の中を歩いています
図5 ハマダイコンの開花
図6 カントウタンポポの開花
図7 カジイチゴの開花
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海から見たジオサイト
2014.04.09 Wednesday 16:30
銚子ジオパークのジオサイトは、海沿いに位置しているところもあるため、海から見たジオサイトがどのように見えるのか気になっていました。今回、テレビ局の取材との関係で、銚子海洋研究所のフリッパー号に乗船する機会を与えていただきました。
乗船日(4月8日)の天気は、快晴で、風も弱く、穏やかな日和でした。波高も目視で約0.7m程度でしたが、船に慣れていない人は、揺れている感じがします。
まず、屏風ケ浦ですが、拡大すると一部しか入らないので、高さが低い印象を受けてしまいますが遠景を掲載しました。つまり、高さに対して距離の長さをより実感できました(高さ1に対して距離200の割合)。距離が約10kmもある屏風ケ浦は雄大です。
犬岩と犬若岬ですが、犬若岬が小山のようにみえます。犬岩は、そのふもとに見られる岩体です。乗船時に犬岩は、どこだろうと思っていましたが、写真にちゃんと写っていました。
千騎ケ岩は、外川のまちなみの手前に見える岩体です。荒々しい岩体と斜面上に建てられた家屋が対照的に見えました。
次に、犬吠埼灯台ですが、長崎鼻の灯台と並んで見えるところが面白いです。
このあと、銚子沖東方約30kmまで行き、イルカに遭遇するのを楽しみにしておりましたが、まだ、例年に比べて水温がまだ低いということで、残念ながら、見ることはできませんでした。海鳥が集まるところにイルカもいるようですが、海鳥もわずかに見られただけでした。次の機会があれば、イルカを見たいです。
また、東行きよりも西行きの方が、船による波(造波抵抗)が大きいように見えました。この波で、黒潮の流れを確認することができました。
銚子海洋研究所のみなさま、ありがとうございました。
図1 乗船時のようす
図2 海から見た屏風ケ浦
図3 海から見た犬若岬と犬岩
図4 海から見た千騎ケ岩と外川のまちなみ
図5 海から見た犬吠埼灯台(右)と長崎鼻灯台(左)
乗船日(4月8日)の天気は、快晴で、風も弱く、穏やかな日和でした。波高も目視で約0.7m程度でしたが、船に慣れていない人は、揺れている感じがします。
まず、屏風ケ浦ですが、拡大すると一部しか入らないので、高さが低い印象を受けてしまいますが遠景を掲載しました。つまり、高さに対して距離の長さをより実感できました(高さ1に対して距離200の割合)。距離が約10kmもある屏風ケ浦は雄大です。
犬岩と犬若岬ですが、犬若岬が小山のようにみえます。犬岩は、そのふもとに見られる岩体です。乗船時に犬岩は、どこだろうと思っていましたが、写真にちゃんと写っていました。
千騎ケ岩は、外川のまちなみの手前に見える岩体です。荒々しい岩体と斜面上に建てられた家屋が対照的に見えました。
次に、犬吠埼灯台ですが、長崎鼻の灯台と並んで見えるところが面白いです。
このあと、銚子沖東方約30kmまで行き、イルカに遭遇するのを楽しみにしておりましたが、まだ、例年に比べて水温がまだ低いということで、残念ながら、見ることはできませんでした。海鳥が集まるところにイルカもいるようですが、海鳥もわずかに見られただけでした。次の機会があれば、イルカを見たいです。
また、東行きよりも西行きの方が、船による波(造波抵抗)が大きいように見えました。この波で、黒潮の流れを確認することができました。
銚子海洋研究所のみなさま、ありがとうございました。
図1 乗船時のようす
図2 海から見た屏風ケ浦
図3 海から見た犬若岬と犬岩
図4 海から見た千騎ケ岩と外川のまちなみ
図5 海から見た犬吠埼灯台(右)と長崎鼻灯台(左)
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日本地理学会の銚子巡検(2日目)
2014.04.03 Thursday 13:00
日本地理学会の銚子巡検の2日目です。この日は、車で移動しました。
地球の丸く見える丘展望館では、キャベツ畑、風力発電等が説明されました。その後、犬岩に行きましたが、風雨が強くなったので、いったん銚子マリーナセンターハウスへ移動しました。
雨は降っておりましたが、せっかくの機会ということで、屏風ケ浦へ行きました。屏風ケ浦が、かつて1年に1mの割合で後退してきた経緯から、今は海になってしまった土地にも登記が残っているという興味深い話も出てきました。
午後からは、ジオストーリー作りについてのワークショップが3時間行われました。はじめに、日本地理学会の巡検参加者から、銚子ジオパークを散策しての感想をいただきました。銚子の地域資源について、人それぞれ違う視点から話題を取り上げて発表されていたのが面白かったです。
その後、各自で「銚子ジオパークで大事にしたいこと、伝えたいこと」を書き出し、それをもとにして、自然、利根川、漁業と醤油醸造、まちの4つのテーマに対してグループに分かれて、「大事にしたいこと、伝えたいこと」を支えるものを考えて掘り下げました。この議論の過程で得た考えやいただいたアドバイスなど、とても有意義なワークショップでした。
この2日間、私たち銚子から参加したみなさまは、たいへん勉強になったという感想をいただきました。また、お越しくださいました日本地理学会のみなさまは、銚子を堪能していただいたようです。どうもありがとうございました。
図1 地球の丸く見える丘展望館
図2 犬岩にて
図3 銚子マリーナセンターハウス
図4 屏風ケ浦にて
図5 ワークショップでの発表会
地球の丸く見える丘展望館では、キャベツ畑、風力発電等が説明されました。その後、犬岩に行きましたが、風雨が強くなったので、いったん銚子マリーナセンターハウスへ移動しました。
雨は降っておりましたが、せっかくの機会ということで、屏風ケ浦へ行きました。屏風ケ浦が、かつて1年に1mの割合で後退してきた経緯から、今は海になってしまった土地にも登記が残っているという興味深い話も出てきました。
午後からは、ジオストーリー作りについてのワークショップが3時間行われました。はじめに、日本地理学会の巡検参加者から、銚子ジオパークを散策しての感想をいただきました。銚子の地域資源について、人それぞれ違う視点から話題を取り上げて発表されていたのが面白かったです。
その後、各自で「銚子ジオパークで大事にしたいこと、伝えたいこと」を書き出し、それをもとにして、自然、利根川、漁業と醤油醸造、まちの4つのテーマに対してグループに分かれて、「大事にしたいこと、伝えたいこと」を支えるものを考えて掘り下げました。この議論の過程で得た考えやいただいたアドバイスなど、とても有意義なワークショップでした。
この2日間、私たち銚子から参加したみなさまは、たいへん勉強になったという感想をいただきました。また、お越しくださいました日本地理学会のみなさまは、銚子を堪能していただいたようです。どうもありがとうございました。
図1 地球の丸く見える丘展望館
図2 犬岩にて
図3 銚子マリーナセンターハウス
図4 屏風ケ浦にて
図5 ワークショップでの発表会
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日本地理学会の銚子巡検(1日目)
2014.04.03 Thursday 12:00
3月29−30日に日本地理学会の銚子巡検が行われました。主旨としては、銚子ジオパークの自然・文化、ジオパーク活動を見ることと、銚子ジオパークの今後やジオストーリーに関するワークショップで、地元の人と議論を行うことでした。
1日目は、自転車に乗って移動しながら、銚子の魅力を散策していきました。はじめにヤマサ醤油工場見学です。江戸時代に紀州人が黒潮にのってやってきて、醤油醸造を始めたことと、利根川水運を利用して、醤油を江戸に運搬したことが説明されていました。次に、銚子山十へ行きました。店主の説明がすばらしく、皆ひしお(醤)に興味を持ちました。味見したところ、ご飯に合いそうでした。
その後、利根川沿いに下流方向へ移動しました。途中でイワシの陸揚げに遭遇しました。銚子ならではの光景で、地理学会のみなさまは、「さすが銚子だ!」と言って感嘆の声をあげておりました。その後、自転車の旅らしさが出て、予定にはありませんでしたが、夫婦ケ鼻の地層を見に行きました。銚子が東北日本/西南日本の境に近く重要だと言われている地層です。
昼食で弁当を食べた後、黒生海岸、とんび岩、海鹿島を経由して犬吠埼へ行きました。満潮時刻に近く、風波も強かったので、看板を利用して、白亜紀の浅海堆積物が説明されました。
その後は、長崎鼻を経由して、外川ミニ資料館へ行きました、紀州移民と外川漁港の歴史などについてお話を伺いました。
夜は、午後9時まで、ワークショップ形式で、グループごとに自由に銚子ジオパークの課題と解決策について、議論されました。それぞれのグループで、銚子の食材を使った食の開発とPR、多様な魅力を活かしきれていない、ジオガイドのメッセージの明確化、銚子市民にジオパーク活動をどう広げていくかなどについて議論されておりました。
図1 銚子山十でのひしおの説明
図2 銚子漁港でのイワシの陸揚げのようす
図3 自転車に乗って移動中
図4 夫婦ケ鼻の地層
図5 とんび岩の前で
図6 犬吠埼にて
図7 宝満を見ながら
図8 外川ミニ資料館にて
図9 外川のまちなみ
図10 1日目夜のワークショップ
1日目は、自転車に乗って移動しながら、銚子の魅力を散策していきました。はじめにヤマサ醤油工場見学です。江戸時代に紀州人が黒潮にのってやってきて、醤油醸造を始めたことと、利根川水運を利用して、醤油を江戸に運搬したことが説明されていました。次に、銚子山十へ行きました。店主の説明がすばらしく、皆ひしお(醤)に興味を持ちました。味見したところ、ご飯に合いそうでした。
その後、利根川沿いに下流方向へ移動しました。途中でイワシの陸揚げに遭遇しました。銚子ならではの光景で、地理学会のみなさまは、「さすが銚子だ!」と言って感嘆の声をあげておりました。その後、自転車の旅らしさが出て、予定にはありませんでしたが、夫婦ケ鼻の地層を見に行きました。銚子が東北日本/西南日本の境に近く重要だと言われている地層です。
昼食で弁当を食べた後、黒生海岸、とんび岩、海鹿島を経由して犬吠埼へ行きました。満潮時刻に近く、風波も強かったので、看板を利用して、白亜紀の浅海堆積物が説明されました。
その後は、長崎鼻を経由して、外川ミニ資料館へ行きました、紀州移民と外川漁港の歴史などについてお話を伺いました。
夜は、午後9時まで、ワークショップ形式で、グループごとに自由に銚子ジオパークの課題と解決策について、議論されました。それぞれのグループで、銚子の食材を使った食の開発とPR、多様な魅力を活かしきれていない、ジオガイドのメッセージの明確化、銚子市民にジオパーク活動をどう広げていくかなどについて議論されておりました。
図1 銚子山十でのひしおの説明
図2 銚子漁港でのイワシの陸揚げのようす
図3 自転車に乗って移動中
図4 夫婦ケ鼻の地層
図5 とんび岩の前で
図6 犬吠埼にて
図7 宝満を見ながら
図8 外川ミニ資料館にて
図9 外川のまちなみ
図10 1日目夜のワークショップ
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銚子の貴重さがよくわかる! 銚子ジオパークでの地質見学会のお知らせ
2014.04.01 Tuesday 18:32
第159回 深田研談話会(現地)
「東西日本の地質境界を歩く」
◆日時 2014 年5 月17 日(土) 9:30 〜 16:30
◆講師 高橋 雅紀 氏(独立行政法人産業技術総合研究所 主任研究員)
※「深田研談話会」は技術士CPD(継続教育) 履修実績として申請することができます。
◆内容
百年を超す本邦地質学の歴史において議論されてきた、東北日本と西南日本の地質学的境界問題。
それは、銚子が東北日本に帰属するのか、あるいは西南日本に属するのかという論争そのものでした。
その経緯を、レクチャー(講演)と実際の露頭観察で振り返ってみましょう。
※集 合:銚子駅 9:30
※解 散:銚子駅 16:30頃
※移動方法:貸切バスおよび徒歩
※参加費:3,000円 (バス代,資料代,保険料)
※定 員:20名 (申込多数の場合は抽選)
※申込受付:4月1日(火)〜 4月22日(火)
参加の可否:抽選結果は4月25日(金)までに通知します。
参加者には詳細を別途通知いたします。
□少雨決行
□参加対象:高校生以上
●申込み方法
参加ご希望の方は、必ず事前に深田研ホームページの申込みフォームからお申込みください。
FAX・ハガキでもお申込み可能です。その際、氏名・所属・連絡先(住所・電話番号)をご記入ください。
●申込み先
公益財団法人 深田地質研究所
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-13-12
TEL 03-3944-8010 FAX 03-3944-5404
http://www.fgi.or.jp/
「東西日本の地質境界を歩く」
◆日時 2014 年5 月17 日(土) 9:30 〜 16:30
◆講師 高橋 雅紀 氏(独立行政法人産業技術総合研究所 主任研究員)
※「深田研談話会」は技術士CPD(継続教育) 履修実績として申請することができます。
◆内容
百年を超す本邦地質学の歴史において議論されてきた、東北日本と西南日本の地質学的境界問題。
それは、銚子が東北日本に帰属するのか、あるいは西南日本に属するのかという論争そのものでした。
その経緯を、レクチャー(講演)と実際の露頭観察で振り返ってみましょう。
※集 合:銚子駅 9:30
※解 散:銚子駅 16:30頃
※移動方法:貸切バスおよび徒歩
※参加費:3,000円 (バス代,資料代,保険料)
※定 員:20名 (申込多数の場合は抽選)
※申込受付:4月1日(火)〜 4月22日(火)
参加の可否:抽選結果は4月25日(金)までに通知します。
参加者には詳細を別途通知いたします。
□少雨決行
□参加対象:高校生以上
●申込み方法
参加ご希望の方は、必ず事前に深田研ホームページの申込みフォームからお申込みください。
FAX・ハガキでもお申込み可能です。その際、氏名・所属・連絡先(住所・電話番号)をご記入ください。
●申込み先
公益財団法人 深田地質研究所
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-13-12
TEL 03-3944-8010 FAX 03-3944-5404
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