事務局ブログ

銚子ジオパークの誘導標

2014.03.13 Thursday 09:00
 銚子ジオパークの誘導標ができました。今年度は、屏風ケ浦ジオサイトへの誘導として、3か所整備を行ないました。


図1「←屏風ケ浦遊歩道入口」         


図2「屏風ケ浦遊歩道→」銚子マリーナ駐車場入口


図3「屏風ケ浦→」国道126号線(イオン銚子店入口信号前)

この誘導標は、デザイン面で斬新です。普通道路に設置されている誘導標は、白地に青文字、あるいは青地に白文字がほとんどです。一方、今回の誘導標は、白地に青文字+ジオっちょです。さらに茶色地に白地+ロゴマークも入っています。色彩的には、白と青の組み合わせの方が目立ちますが、今までにないタイプの誘導標なので、目を引くと思われます。
ぼくをめじるしに、びょうぶがうらへきてください」(ジオっちょより


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ジオパークの防災に関する講演会(2)

2014.03.12 Wednesday 09:00
ジオパークの防災に関する講演会の第2弾として、「利根川について(治水・利水・環境)」に関する講演会が開催されました。今回の講師は、国土交通省関東地方整備局利根川下流河川事務所の大石稔調査課長です。


図1 講演会の様子

 利根川は、かつて東京湾に流れ込んでいましたが、江戸時代に徳川家康の利根川東遷事業によって、銚子を河口として太平洋に注がれるようになりました。その工事は、何度も河川切り替え工事を行った結果、現在のようになったようです。河川が切り替わっても、洪水が発生した場合には、むしろかつての利根川沿いが浸水していたのは印象的でした。
 また、江戸時代から明治時代にかけては、利根川は、物資の輸送として高瀬舟を利用した舟運がさかんでした。向かい風の場合は、高瀬舟を馬で曳いて進んでいたそうです。
 利根川下流には、豊かな自然環境があることもわかりました。銚子には絶滅危惧種のコアジサシ(カモメ科)、少し上流ではオオセッカ(センニュウ科)やヒヌマイトトンボも生息しているようです。国土交通省でも生態系を意識しながら、整備をしていることがよくわかりました。
 最後に、東日本大震災の状況の紹介がありました。
銚子は、利根川の東遷事業によって、江戸との結びつきができたので発展したこと、利根川には豊かな生態系があることがよくわかりました。
 講師の大石様ありがとうございました。



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銚子ジオパークにとっての気候・気象

2014.03.11 Tuesday 14:00
銚子ジオパーク推進市民の会のミーティングにて、「銚子ジオパークにとっての気候・気象」という内容のミニ講演会が開催されました(図1)。


図1.講演会の様子     


図2.自然界とジオストーリー

 大地には、地球内部からのエネルギーと地球外部からのエネルギーが注がれるので、大地から見たジオパークと気候・気象から見たジオパークを合わせると、自然界のしくみがよくわかりました(図2)。また、気候・気象は、安全管理の面で必要不可欠であることと、相手とのコミュニケーションの手段として重要であることが説明されました。
 また、江戸時代には利根川が結氷したという記録の紹介、極端な気象データが2013年に多かったこと(最低海面気圧、日最低気温の高い記録、最小相対湿度、年間日照時間など)、関東地方の中でも銚子は特異な気候であること、東京と銚子では、大雪となる降雪パターンが異なっている可能性があることが紹介されました。
 今回の講演で、ジオパークにとって気象は、ジオパーク活動を引き立てる名脇役であることがよくわかりました。


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銚子ジオパーク講演会を開催

2014.02.06 Thursday 11:14
2月4日(火)、日本ジオパーク委員会の中川和之氏を講師に招いて、銚子ジオパーク推進協議会関係者を対象とした講演会を開催しました。

演題は「日本のジオパーク運動の現状と展望」で、ジオパークの理念、ジオパークと防災教育、各地の取組事例、審査の基準など、大変貴重なお話をいただきました。

講演の最中には中川さんと銚子ジオパーク推進協議会の越川会長の対話もあり、とても興味深い内容の講演会となりました。





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ジオパーク活動の3本柱

2014.01.29 Wednesday 09:00
ジオパーク活動には、3本柱があります。
それは、保護・保全教育・普及地域振興です。

1.保護・保全
ジオパークは、貴重な地質を持つジオサイトに対して、法や条例で確実に保護することが重要です。

2.教育・普及
ジオパークの責務は、地球科学の知識や環境、文化などの概念を社会に伝える支援、手段、活動を提供することです。
(例)地域レベルでジオガイドの養成⇒地域の知識や情報を伝えることができる
(地域住民の参加を最優先することがジオパークの維持運営を成功させるカギ)

(例)地域における地学教育(地元の生徒に、生物多様性や地域の文化遺産と関連させながら地質遺産の重要性について教える)⇒ジオパークの保存、郷土意識の喚起など

3.地域振興
ジオパークは、持続可能な開発という枠組みの中で経済活動を活性化させることを主要戦略目標の一つに掲げています。

(目標として)文化的、環境的に持続可能な社会経済開発を育成すること
      ⇒人々の生活水準や農村の環境が向上する
      ⇒地域の住民であるという帰属意識が高まる
      ⇒さらなる地質遺産の保護に役立つ。

私たちも、ジオパーク活動を応援していきたいですね。

(引用文献)
各国のジオパークがユネスコの支援を得て世界ジオパークネットワーク(GGN)に参加するためのガイドラインと基準(2010年4月)
(https://www.gsj.jp/jgc/files/GGNguidelineJ.pdf)

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