事務局ブログ
ジオパークの防災に関する講演会(2)
2014.03.12 Wednesday 09:00
ジオパークの防災に関する講演会の第2弾として、「利根川について(治水・利水・環境)」に関する講演会が開催されました。今回の講師は、国土交通省関東地方整備局利根川下流河川事務所の大石稔調査課長です。
図1 講演会の様子
利根川は、かつて東京湾に流れ込んでいましたが、江戸時代に徳川家康の利根川東遷事業によって、銚子を河口として太平洋に注がれるようになりました。その工事は、何度も河川切り替え工事を行った結果、現在のようになったようです。河川が切り替わっても、洪水が発生した場合には、むしろかつての利根川沿いが浸水していたのは印象的でした。
また、江戸時代から明治時代にかけては、利根川は、物資の輸送として高瀬舟を利用した舟運がさかんでした。向かい風の場合は、高瀬舟を馬で曳いて進んでいたそうです。
利根川下流には、豊かな自然環境があることもわかりました。銚子には絶滅危惧種のコアジサシ(カモメ科)、少し上流ではオオセッカ(センニュウ科)やヒヌマイトトンボも生息しているようです。国土交通省でも生態系を意識しながら、整備をしていることがよくわかりました。
最後に、東日本大震災の状況の紹介がありました。
銚子は、利根川の東遷事業によって、江戸との結びつきができたので発展したこと、利根川には豊かな生態系があることがよくわかりました。
講師の大石様ありがとうございました。
図1 講演会の様子
利根川は、かつて東京湾に流れ込んでいましたが、江戸時代に徳川家康の利根川東遷事業によって、銚子を河口として太平洋に注がれるようになりました。その工事は、何度も河川切り替え工事を行った結果、現在のようになったようです。河川が切り替わっても、洪水が発生した場合には、むしろかつての利根川沿いが浸水していたのは印象的でした。
また、江戸時代から明治時代にかけては、利根川は、物資の輸送として高瀬舟を利用した舟運がさかんでした。向かい風の場合は、高瀬舟を馬で曳いて進んでいたそうです。
利根川下流には、豊かな自然環境があることもわかりました。銚子には絶滅危惧種のコアジサシ(カモメ科)、少し上流ではオオセッカ(センニュウ科)やヒヌマイトトンボも生息しているようです。国土交通省でも生態系を意識しながら、整備をしていることがよくわかりました。
最後に、東日本大震災の状況の紹介がありました。
銚子は、利根川の東遷事業によって、江戸との結びつきができたので発展したこと、利根川には豊かな生態系があることがよくわかりました。
講師の大石様ありがとうございました。
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