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野柳地質公園(ジオパーク)への訪問

2017.10.13 Friday 18:40
 10月1日に開催されたジオツアーで野柳地質公園(ジオパーク)へ行きました。(野柳地質公園のウェブサイトは、こちら。)にこっ女性

 1日目午前は、野柳地質公園へ行きました。野柳地質公園は、台湾北東部の野柳岬に位置し、クイーンズヘッド(女王頭)で有名なところです。年間の来場者数は200‐300万人にも上るそうです。訪問したときも、大型バス40台以上が駐車場で待機しており、大勢の来場者が見られました。また、この日はとても暑く、台北で10月としては1896年以降の観測史上最も暑い気温(36.8℃)が記録されました。にこっ女性

 
写真1 野柳地質公園の入り口。小学生が太鼓で出迎えてくれました。


写真2 野柳地質公園の駐車場のようす

 野柳地質公園は、中新世(約2200万年前)に堆積した堆積岩が主体です。クイーンズヘッドは、首の部分が頭部よりも侵食されやすいために、形成されたものです。数十年前に比べて、首の部分が細くなっているのもわかりました。また、野柳地質公園は、様々な名前がついた岩があります。きのこ岩、生姜岩、燭台岩、日本の芸者の形をした岩等です。誰でも楽しめる場所です。にこっ女性


写真3 これがクイーンズヘッド(女王頭)。

 
写真4 生姜岩


写真5 日本の芸者
  

写真6 燭台岩


写真7 きのこ岩


 銚子との共通点を挙げれば、堆積岩が主体であることと、侵食の影響を受けやすいということだと言えます。つまり、地質遺産の保護・保全で情報共有できそうです。にこっ女性

 隣接する基隆と中国大陸との貿易において、野柳付近は潮流が速くて船による海難事故が多かったようです。そのため、昔の海難事故という点についても共通しています。にこっ女性

 資料を見ると、海岸植物、鳥類、海辺の生き物なども豊富に見られるようです。

 銚子ジオパークも、野柳地質公園の良いところを取り入れたいと考えています。



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