事務局ブログ
台湾国際ジオパーク会議2017に参加
2017.10.13 Friday 18:00
国立台湾大学で9月29-30日に開催された台湾国際ジオパーク会議2017に参加しました。この会議には、12か国から集まりました。
1日目は、各国から基調講演が行われました。内容は、世界遺産とジオパークの違い、ジオパークの歴史、日本、ドイツ、香港、台湾などの各国のジオパークの状況に関する講演がありました。ドイツでもジオパークが地域住民に広がっていないことに少し驚きました。香港では、ほとんど人が住んでいない地区で、どのように住民参加を進めるのかが課題でしたが、協力者を得て、民家を活用したビジターセンターのオープン、郷土料理の提供、船に乗ったジオツアーで収入が増加した話が出ていました。台湾からは、自然のインスピレーションをみんなが感じるべきだと話していました。また、地域住民の参加が、重要だと強調している人もいました。
写真1 台湾国際ジオパーク会議2017の開会セレモニーのようす
写真2 基調講演のようす
写真3 休憩時間を利用して、銚子ジオパークの千騎ケ岩の絵画を国立台湾大学林教授へ贈呈(左:産業観光委員会副委員長梅津氏、右:台湾大学林教授)
2日目は、6つのテーマ(地質保全と保全技術、ジオハザードとハザードの緩和、地質教育とガイドプログラム、ジオツーリズム・経済機会と地方の発展、ジオ地域社会の努力と社会変動、国立公園とジオパーク)に分かれて講演が行われました。銚子ジオパーク推進協議会からは、地質保全と保全技術のセッションで、「日本ジオパーク委員会の現地審査報告書によるジオパークの審査体制の特徴」という内容で、口頭発表しました。内容に関して、ベトナムの地質学者から質問が出て、現地審査報告書が公開されていることに驚いていたようでした。
写真4 銚子ジオパーク推進協議会専門員による口頭発表。
その後、台湾総統府にて、各国から24人が副総統を表敬訪問し、台湾のジオパークに対する意見交換を行いました。いかに台湾がジオパークに力を入れているかがわかりました。副総統は、「ジオパークは、地質遺産の保護・保全、環境教育、持続可能な発展を含み、台湾の主要な収入源である観光にとっても重要である」と述べました。また台湾は、国土が狭く、人口密度が高いが、国土の19%が法によって保護されていることが紹介されました。
台湾総統府関連の記事
総統府新聞
http://www.president.gov.tw/NEWS/21640
台北駐日経済文化代表処
http://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/50945.html
青年日報
http://www.ydn.com.tw/News/257594
写真5 台湾総統府への表敬訪問。前列中央が、台湾の陳副総統。
写真6 国立台湾大学の正門。
写真7 台湾国際ジオパーク会議2017開催期間中のジオパークフェア
写真8 日本から参加したジオパーク(銚子、下北、伊豆半島、Mine秋吉台)のブースのようす。銚子ジオパークからは、中国語繁体字のパンフレットを配布しました。
台湾北東部に位置する野柳地質公園を経営する新空間国際有限公司のみなさまにたいへんお世話になりました。台湾滞在中は、スタッフの方々からは、日本語の通訳、ホテルから会場への移動、食事、さまざまな手配等きめ細かいおもてなしをいただきました。新空間のスタッフのおかげで、台湾滞在中、とても快適に過ごすことができました。この場をお借りいたしまして、感謝申し上げます。
1日目は、各国から基調講演が行われました。内容は、世界遺産とジオパークの違い、ジオパークの歴史、日本、ドイツ、香港、台湾などの各国のジオパークの状況に関する講演がありました。ドイツでもジオパークが地域住民に広がっていないことに少し驚きました。香港では、ほとんど人が住んでいない地区で、どのように住民参加を進めるのかが課題でしたが、協力者を得て、民家を活用したビジターセンターのオープン、郷土料理の提供、船に乗ったジオツアーで収入が増加した話が出ていました。台湾からは、自然のインスピレーションをみんなが感じるべきだと話していました。また、地域住民の参加が、重要だと強調している人もいました。
写真1 台湾国際ジオパーク会議2017の開会セレモニーのようす
写真2 基調講演のようす
写真3 休憩時間を利用して、銚子ジオパークの千騎ケ岩の絵画を国立台湾大学林教授へ贈呈(左:産業観光委員会副委員長梅津氏、右:台湾大学林教授)
2日目は、6つのテーマ(地質保全と保全技術、ジオハザードとハザードの緩和、地質教育とガイドプログラム、ジオツーリズム・経済機会と地方の発展、ジオ地域社会の努力と社会変動、国立公園とジオパーク)に分かれて講演が行われました。銚子ジオパーク推進協議会からは、地質保全と保全技術のセッションで、「日本ジオパーク委員会の現地審査報告書によるジオパークの審査体制の特徴」という内容で、口頭発表しました。内容に関して、ベトナムの地質学者から質問が出て、現地審査報告書が公開されていることに驚いていたようでした。
写真4 銚子ジオパーク推進協議会専門員による口頭発表。
その後、台湾総統府にて、各国から24人が副総統を表敬訪問し、台湾のジオパークに対する意見交換を行いました。いかに台湾がジオパークに力を入れているかがわかりました。副総統は、「ジオパークは、地質遺産の保護・保全、環境教育、持続可能な発展を含み、台湾の主要な収入源である観光にとっても重要である」と述べました。また台湾は、国土が狭く、人口密度が高いが、国土の19%が法によって保護されていることが紹介されました。
台湾総統府関連の記事
総統府新聞
http://www.president.gov.tw/NEWS/21640
台北駐日経済文化代表処
http://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/50945.html
青年日報
http://www.ydn.com.tw/News/257594
写真5 台湾総統府への表敬訪問。前列中央が、台湾の陳副総統。
写真6 国立台湾大学の正門。
写真7 台湾国際ジオパーク会議2017開催期間中のジオパークフェア
写真8 日本から参加したジオパーク(銚子、下北、伊豆半島、Mine秋吉台)のブースのようす。銚子ジオパークからは、中国語繁体字のパンフレットを配布しました。
台湾北東部に位置する野柳地質公園を経営する新空間国際有限公司のみなさまにたいへんお世話になりました。台湾滞在中は、スタッフの方々からは、日本語の通訳、ホテルから会場への移動、食事、さまざまな手配等きめ細かいおもてなしをいただきました。新空間のスタッフのおかげで、台湾滞在中、とても快適に過ごすことができました。この場をお借りいたしまして、感謝申し上げます。
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