事務局ブログ

日本ジオパーク関東地区大会(銚子大会)2015が開催されました

2015.12.01 Tuesday 18:00
 2015年11月21日(土)〜22日(日)に日本ジオパーク関東地区大会(銚子大会)2015が銚子ジオパークにおいて、開催されました。主な参加者は、関東地方各地のジオパーク(伊豆大島、茨城県北、下仁田、秩父、箱根、銚子)、伊豆半島ジオパーク及び現在ジオパークを目指している筑波山地域、浅間山、秋川流域、三宅島等、それから一般市民の方で、合計約600人でした。
 1日目は、銚子市市民センターで開催されました。屋外では、銚子特産品などの物販が行なわれました。一方、屋内では、午前中にバーチャル・ジオツアーが開催されました。各ジオパークとも会話形式を取り入れて見どころを紹介するなど工夫を凝らしておりました。


写真1 物販のようす

 
写真2 バーチャル・ジオツアーのようす

 午後から、開会式及び基調講演が開催されました。基調講演では、内閣府地域活性化伝道師で跡見学園女子大学准教授である篠原靖先生による「ジオパーク資源を活用した総合観光戦略について〜足元の地域観光資源との融合〜」というテーマでご講演をいただきました。現在の観光は、個人、体験、滞在、交流が主流となっており、ありのままの生活文化をどう見せるのかが重要になってきているため、消費者は、そこでしか感じられない今だけ、私だけの旅を求めていると話しておりました。

 
写真3 開会式のようす


写真4 基調講演のようす

 その後は、バーチャル・ジオツアー(午後の部)とブース展示のコアタイムとなりました。ブース展示では、各ジオパークや銚子市内の各個人・団体の方を中心に36の出展があって、にぎわいました。
 つづいて、3つのテーマに分かれて分科会が開催されました。内容は次のとおりです。
1.ジオパークを活用した観光戦略と課題解決方法
2.ジオパークを活用した学校教育とその実践事例
3.関東地区ジオストーリーの作成
分科会終了後は、3つの分科会で発表された内容を分かち合いました。

 
写真5 分科会(観光)のようす


写真6 分科会(教育)のようす

 
写真7 分科会(ジオストーリー)のようす


写真8 ブース展示のようす

 夜間になると、犬吠埼ホテルにて、150人が集い、交流会が開催されました。50kgもあるというメバチマグロの解体ショー、和太鼓の演奏、各ジオパークからの特産品の抽選会を含めて、互いに交流し合いました。

 
写真9 犬吠埼ホテルにおける交流会のようす

 2日目は、銚子ジオパークの見所を満載したジオツアーでした。コースは次の5つです。
1.銚子半島の古代の歴史と下総台地の自然をさぐるツアー
2.銚子半島の海岸で自然と水産業を楽しむツアー
3.お手軽簡単! 銚子でめぐる日本列島形成の足跡ツアー
4.銚電とレンタサイクルで周る銚子半島ツアー
5.伊能忠敬とめぐる銚子ジオパークツアー ―忠敬は全国のジオパークを歩いていますー
それぞれのコースで、みなさまが楽しんでいただけたようです。
 また、今回の大会のテーマは、「ジオパークで身近な人とつながり世界を広げよう」でした。各ジオパーク間のつながりができたことは、さることながら、銚子ジオパーク内でのつながりも強まったのではないかと感じました。今後も、連携しながら、ジオパーク活動を推進していきたいです。


写真10 2日目ジオツアー(伊能忠敬とめぐる銚子ジオパークツアー)

最後になりますが、参加していただいたみなさま、どうもありがとうございました。
(ちば県民活動PR月間2015賛同行事)

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