事務局ブログ
日本ジオパーク全国大会・霧島大会に参加
2015.11.04 Wednesday 21:20
2015年10月27-29日に、第6回日本ジオパーク全国大会・日本ジオパーク霧島大会に参加しました。銚子ジオパークからは合計11名が参加しました。27日は、開会式、基調講演、分科会、ポスター発表、また物販が行なわれました。28日は、分科会の続き、ポスター発表の続き、閉会式が行われました。
開会式では、今年9月に、日本ジオパークに新規認定された栗駒山麓ジオパーク、苗場山麓ジオパーク、三島村・鬼界カルデラジオパークの3地域の認定式が行われました。これで日本国内のジオパークは39地域になりました。
写真1 開会式のようす
写真2 基調講演のようす
基調講演では、世界ジオパークネットワーク(GGN)副会長のイブラヒム・コモオ氏による「いかに世界ジオパークを作るか」と公立鳥取環境大学の新名阿津子氏の「Enjoy!世界のジオパーク」の2つのテーマが講演されました。コモオ氏は、「ジオパークは、地質を超えて、自然と文化も含めての解釈が重要である。」と話していました。また、新名氏は「ジオパークは、地域住民が主役であり、ジオパークを担う人材の育成が重要である。これが新しい価値を生み出す原動力となる。」と話しておりました。
分科会では、9つに分かれて、それぞれのテーマで話し合われました。このうち、教育部門では、「日本ジオパークの教育として」のスタンダード案の作成を行いました。学校教育における組織面、連携面、教材面、カリキュラム面、継続面について、より詳細な事項について実現可能性が高いものから低いものまで評価を行い、実現可能性が高いものについては、ジオパークの学校教育に関するスタンダードにしようというものです。ジオパークの学校教育に関する方法として参考になりました。
写真3 分科会のようす
写真4 ポスター発表のようす
ポスター発表では、ジオパークを目指している地域では、地域のジオストーリーや認定に向けての取り組みを発表していました。一方、各ジオパークは、ジオパーク活動の取り組みや成果を発表していました。銚子ジオパークからは、今年から開始した「銚子ジオパークのジオガイド養成講座について」を発表しました。
閉会式では、各分科会で話し合われた内容について、発表がありました。その後、大会宣言が発表されました。最後の来年の全国大会の開催地である伊豆半島ジオパークからのあいさつがありました。
写真5 閉会式のようす
閉会式後は、各ジオツアーに分かれました。ここでは、「がっつり火山学ツアー」について簡単にご紹介いたします。
はじめに、鹿児島県の地形は、ほとんどが火山に関係していますが、銚子は、ほとんどが海面下での堆積に関係しています。そのため、景観が異なっています。1日目は、桜島・錦江湾ジオパークの方へ行き、桜島の大正噴火、昭和溶岩に関係する場所に行きました。昭和溶岩は1日に1m位で移動していたので、引っ越すことによって被害に遭わずにすみました。次に、大正噴火では、黒神埋没鳥居という場所で火山灰が堆積した跡を見ました。
2日目は、上野原縄文の森へ行きました。ここでは、約9,500年前(縄文時代早期前葉)の集落が見どころでした。また、弥生時代より前ではあるが、約7,500年前の壺型土器も見物でした。
その後は、高千穂牧場へ移動して、昼食となりました。ここからは、霧島連山が目の前に見えます。その後は、高千穂河原へ行きました。2011年新燃岳噴火後に避難シェルターも作られました。この辺りでは、軽石が5?程堆積しました。
さらに、新燃岳噴火によるインパクト・クレーターの場所を見に行きました。火口から約3.2km(警戒区域の外側)離れていますが、直径1m程の火山弾が飛んできたということです。
最後に、坂本龍馬とお龍が立ち寄った塩浸温泉へ行きました。これが日本で最初の新婚旅行だということです。
写真6 昭和溶岩地帯
写真7 桜島・錦江湾ジオサイト、黒神ビュースポット
写真8 桜島・錦江湾ジオサイト、黒神埋没鳥居(1)
写真9 桜島・錦江湾ジオサイト、黒神埋没鳥居(2)
国分テクノパークの展望台で、周囲を観望。
写真10 桜島(右手)、大隅半島(左手)と錦江湾
写真11 国分平野とその背後のシラス台地
写真12 復元された家屋群
写真13 常設展示室内の壺型土器
写真14 高千穂牧場からの眺め。左側から大路池、韓国岳、新燃岳、中岳、高千穂河原、御鉢、高千穂峰。
写真15 高千穂河原では、2011年の新燃岳の噴火によって、軽石が5?堆積した。
写真16 2011年新燃岳からの火山弾によるインパクト・クレーター跡地。2月1日7:50頃。火事が発生したので、雪で消した。直径は1mを越えていた。このとき、霧島温泉で、空振によって窓ガラスが割れて、ケガ人が出た(2011年新燃岳噴火による唯一のケガ人)。
写真17 塩浸温泉龍馬公園の坂本龍馬とお龍の銅像
塩浸温泉龍馬公園は、坂本龍馬が、日本で最初に新婚旅行をしたコースである。この塩浸温泉で11泊したあと、高千穂峰に登頂した。
開会式では、今年9月に、日本ジオパークに新規認定された栗駒山麓ジオパーク、苗場山麓ジオパーク、三島村・鬼界カルデラジオパークの3地域の認定式が行われました。これで日本国内のジオパークは39地域になりました。
写真1 開会式のようす
写真2 基調講演のようす
基調講演では、世界ジオパークネットワーク(GGN)副会長のイブラヒム・コモオ氏による「いかに世界ジオパークを作るか」と公立鳥取環境大学の新名阿津子氏の「Enjoy!世界のジオパーク」の2つのテーマが講演されました。コモオ氏は、「ジオパークは、地質を超えて、自然と文化も含めての解釈が重要である。」と話していました。また、新名氏は「ジオパークは、地域住民が主役であり、ジオパークを担う人材の育成が重要である。これが新しい価値を生み出す原動力となる。」と話しておりました。
分科会では、9つに分かれて、それぞれのテーマで話し合われました。このうち、教育部門では、「日本ジオパークの教育として」のスタンダード案の作成を行いました。学校教育における組織面、連携面、教材面、カリキュラム面、継続面について、より詳細な事項について実現可能性が高いものから低いものまで評価を行い、実現可能性が高いものについては、ジオパークの学校教育に関するスタンダードにしようというものです。ジオパークの学校教育に関する方法として参考になりました。
写真3 分科会のようす
写真4 ポスター発表のようす
ポスター発表では、ジオパークを目指している地域では、地域のジオストーリーや認定に向けての取り組みを発表していました。一方、各ジオパークは、ジオパーク活動の取り組みや成果を発表していました。銚子ジオパークからは、今年から開始した「銚子ジオパークのジオガイド養成講座について」を発表しました。
閉会式では、各分科会で話し合われた内容について、発表がありました。その後、大会宣言が発表されました。最後の来年の全国大会の開催地である伊豆半島ジオパークからのあいさつがありました。
写真5 閉会式のようす
閉会式後は、各ジオツアーに分かれました。ここでは、「がっつり火山学ツアー」について簡単にご紹介いたします。
はじめに、鹿児島県の地形は、ほとんどが火山に関係していますが、銚子は、ほとんどが海面下での堆積に関係しています。そのため、景観が異なっています。1日目は、桜島・錦江湾ジオパークの方へ行き、桜島の大正噴火、昭和溶岩に関係する場所に行きました。昭和溶岩は1日に1m位で移動していたので、引っ越すことによって被害に遭わずにすみました。次に、大正噴火では、黒神埋没鳥居という場所で火山灰が堆積した跡を見ました。
2日目は、上野原縄文の森へ行きました。ここでは、約9,500年前(縄文時代早期前葉)の集落が見どころでした。また、弥生時代より前ではあるが、約7,500年前の壺型土器も見物でした。
その後は、高千穂牧場へ移動して、昼食となりました。ここからは、霧島連山が目の前に見えます。その後は、高千穂河原へ行きました。2011年新燃岳噴火後に避難シェルターも作られました。この辺りでは、軽石が5?程堆積しました。
さらに、新燃岳噴火によるインパクト・クレーターの場所を見に行きました。火口から約3.2km(警戒区域の外側)離れていますが、直径1m程の火山弾が飛んできたということです。
最後に、坂本龍馬とお龍が立ち寄った塩浸温泉へ行きました。これが日本で最初の新婚旅行だということです。
写真6 昭和溶岩地帯
写真7 桜島・錦江湾ジオサイト、黒神ビュースポット
写真8 桜島・錦江湾ジオサイト、黒神埋没鳥居(1)
写真9 桜島・錦江湾ジオサイト、黒神埋没鳥居(2)
国分テクノパークの展望台で、周囲を観望。
写真10 桜島(右手)、大隅半島(左手)と錦江湾
写真11 国分平野とその背後のシラス台地
写真12 復元された家屋群
写真13 常設展示室内の壺型土器
写真14 高千穂牧場からの眺め。左側から大路池、韓国岳、新燃岳、中岳、高千穂河原、御鉢、高千穂峰。
写真15 高千穂河原では、2011年の新燃岳の噴火によって、軽石が5?堆積した。
写真16 2011年新燃岳からの火山弾によるインパクト・クレーター跡地。2月1日7:50頃。火事が発生したので、雪で消した。直径は1mを越えていた。このとき、霧島温泉で、空振によって窓ガラスが割れて、ケガ人が出た(2011年新燃岳噴火による唯一のケガ人)。
写真17 塩浸温泉龍馬公園の坂本龍馬とお龍の銅像
塩浸温泉龍馬公園は、坂本龍馬が、日本で最初に新婚旅行をしたコースである。この塩浸温泉で11泊したあと、高千穂峰に登頂した。
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