お知らせ

「銚子ジオパーク 春の講演会」

2015.03.05 Thursday 12:58
3月に入り、あたたかい日が増えて来ました。
そんな3月に銚子ジオパークでは春の講演会を企画しております。


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(1)東京大学大気海洋研究所の清家弘治氏による生痕化石の講演会
◆日  時 平成27年3月14日(土)10時より12時
◆内  容 屏風ケ浦の生痕化石について
◆会  場 銚子市勤労コミュニティセンター 2階ホール
◆講  師 清家弘治氏(東京大学大気海洋研究所 助教)

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生痕化石は生き物の痕跡の化石。銚子では犬吠埼の海岸でたくさん見る事ができます。
生痕化石を調べると、その当時の環境が解ったりするんですよ。皆さんも、生痕化石の話をきいて、太古に思いをはせては?
清家先生には、犬吠埼の生痕化石のアーカイブ化調査にもご協力いただいております。


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(2)銚子層群の植物化石の研究をしている中央大学の西田氏と白亜系の花粉の研究をしているジュリアン・ルグラン氏の講演会
◆日  時  平成27年3月21日(土) 午後1時〜午後3時         
◆内  容  銚子にいつ花が咲いたか −白亜紀の植物化石から探る被子植物の侵入時期−
◆会  場  銚子市勤労コミュニティセンター 2階ホール
◆講  師  ・西田治文氏 (中央大学理工学部生命科学科教授・東京大学大学院理学系客員教授)
         ・Julien Legrand氏(中央大学理工学部生命科学科助教)
◆後  援   銚子自然を楽しむ会

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西田先生は、親子2代で植物化石を研究されています。
古くから銚子の植物化石も研究されており、銚子から多くの新種も発見しているんですよ!!
さらに、ルグラン先生は今年の1月末に銚子の酉明浦層から中生代白亜紀前期の花粉化石を発見しました!!
花粉としては日本では最古の時代のもので、和歌山県のものついで日本で二例目の発見になります。
これで日本への被子植物侵入時期がほぼ確実になったということです!!
つまり、日本で花が咲き始めた時代が、銚子の研究から明らかになったわけです。
この大発見についても、お話をしていただきます。


どちらの講演会も銚子を舞台にした最新研究がわかるもの。
このような情報を科学者だけでなく、みんなで共有できるのもジオパークのいいところですね。


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