お知らせ

ジオパーク関東大会(箱根ジオパーク)のジオツアー

2014.11.10 Monday 17:15
にこっ10月28-29日にジオパーク関東大会に参加しました。にこっ参加したジオパークは、箱根、伊豆大島、伊豆半島、茨城県北、下仁田、秩父、それと秩父です。にこっ準会員では、秋川渓流、筑波山地域が出席しました。にこっ
2日目は、ジオツアー(箱根コース)に参加しました。コースは、環境省箱根ビジターセンターから、大涌谷までのハイキングコースです。にこっ
まず、箱根ビジターセンターでは、箱根火山の歴史と、箱根街道の歴史について説明を受けました。にこっ銚子と関係があるものとしては、約6万年前に噴火したときの東京軽石層があります。にこっ箱根から直線距離で約170km離れた銚子まで、東京軽石が飛んできて堆積したんだなと思いました。にこっ
その後、ハイキングコースを歩きました。にこっ銚子には、山らしい山がないので、山歩きは楽しみでした。にこっガイドの方は、主に植物の名前や特徴などを説明してくださり、メモしたり、写真を撮ったりしました。にこっその中で、ヒメシャラは、今回の宿泊施設の名前と同じだったため、印象に残りました。にこっ樹皮が赤茶色でつるつるしており、触ると冷たいのが特徴でした。にこっまた、ハナゴケ(地衣類の仲間)の赤い部分が、マリリンモンローの唇に似ていると説明しておりましたが、確かにそのように見えたので、面白かったです。にこっ
また、船見岩は、流れ山であるが、かつてここから芦ノ湖の米を運搬する船を見張っていたことから船見岩と名付けられたことも興味深かったです。にこっ
歩き始めて2時間後に大涌谷に到着しました。富士山が大きいし、眺めも最高でした。(銚子から見る富士山は、遠いので、小さく見えます)にこっ
一汗かいたあとの、お弁当は美味しかったです。また、機会があれば、箱根に行ってみたいです。にこっ



写真1 ジオツアー出発前のようす           


写真2 富士山が大きい!


写真3 ツルシキミ                 


写真4 ツルリンドウ

    
写真5 日本の北限に生育する箱根のヒメシャラ      


写真6 大涌谷の噴気





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銚子にも天然ガス!?

2014.11.10 Monday 15:15
にこっ過去の文献を見ると、銚子でも、天然ガスが出たそうです(本島ほか1961)。にこっ
にこっ場所は、海鹿島で、深さ60mの白亜紀層泥岩の試料について、化学分析を行ったところ、次のことがわかったそうです。にこっ
 ・黄鉄鉱が存在し、チタン鉱物が割合に多く存在する。にこっ 
 ・石油化度は、南関東の中新統よりもほぼ1ケタ大きい。にこっ
 ・天然ガスは、55-60m間で多く噴出した。にこっ
にこっこれを見ただけでも、銚子は、天然資源に恵まれているのではないかと思われます。

にこっそれから、この作井地点近くでは、白亜系の中に石炭を含むことが知られているとの記載もあります。にこっまた、有機炭素は、新潟ガス田よりも大きな値を示し、ガス母層としての性格を充分に備えていると書かれています。にこっ
にこっまた、これらの堆積環境としては、植物質の有機物の多い、陸に近い堆積環境と推定されています。にこっ

にこっそれでは、実際に銚子で天然ガスが生産されていたのでしょうか?にこっ尾崎ほか(2013)によれば、昭和10年、12年、13年にそれぞれ8、338、300(千立方メートル)生産されていたことが記載されています。にこっ但し、この天然ガスは、上記の白亜紀層から生産されたものかどうかはわかりません。にこっ
 
(引用文献)
本島公司、牧真一、米谷宏、1961, 銚子市の白堊紀層に関する地球化学的考察、石油協會誌, 26, 8:386-393.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/japt1933/26/8/26_8_386/_pdf

尾崎晃、長尾諭、小池正樹、2013、付編 『千葉県における天然ガスの開発と生産の経緯』、千葉県現代産業科学館研究報告, 19:1-14.
http://www.chiba-muse.or.jp/SCIENCE/doc/research/24kenkyu_houkoku/ozaki_01.pdf


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