お知らせ

千葉県立中央博物館の視察

2013.08.06 Tuesday 17:30
銚子ジオパーク推進市民の会の行事で、千葉県立中央博物館の銚子ジオパーク関係の展示を視察してきました。にこっ
千葉県立中央博物館には、「房総の自然誌」、「房総の歴史」、「自然と人間のかかわり」の3つの主要な展示室があります。今回視察したところは、「房総の自然誌」の中の房総の地学展示室と生物の分類展示室でした。
房総の地学展示室は、時代の古い順に展示されており、「房総最古の地層」や「銚子地域の地質」として銚子が紹介されておりました。にこっまた、銚子で見られる岩石や化石も多数展示されておりました。にこっ

県立中央博物館
図1 展示室で説明を聞いている様子

印象に残ったのは、海底の地形模型で、銚子沖のプレート境界付近に、第一鹿島海山というのがあるのを知りました。海洋プレートに載っているのですが、日本海溝に接近しており、まもなく大陸プレートの下に潜り込みそうなようすでした。
生物の分類展示室では、銚子からシダ化石が産出するということを知りました。それは当時温暖な気候であった中生代白亜紀のシダで、現在は熱帯、亜熱帯に分布しているそうです。
また、ジオパークのポスター展示中で、銚子ジオパークが大きく紹介されており、銚子ジオパークのパンフレットが置かれていました。どうもありがとうございます。にこっ
千葉県立中央博物館は、広くて、今回は全部見られませんでしたが、また今度、時間のあるときに見に行きたいです。にこっ



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犬岩の見学会

2013.08.06 Tuesday 17:00
7月20日に、銚子ジオパーク推進市民の会が主催する犬岩の現地見学会に参加しました。天気も穏やかで、多くの方が、参加しておりました。
犬岩は、千葉県で最も古い時期に形成された地層のひとつで、中生代ジュラ紀の付加体です。犬岩は、犬のように見える岩です。その犬岩の耳が、今にも取れそうに見えるのですが、頑丈についているようです。このジュラ紀の岩体と、新第三紀の火山灰が含まれた地層が不整合で隣接している部分もあります。これらは互いに大きな年代の隔たりがありますが、隣同士というのが不思議ですね。にこっ

犬岩前20130720
図1 犬岩の前で、ジオガイドの説明を聞く参加者

ところで、たまたま目を海の方へ向けてみると、野鳥が飛んでいるのが見えました。双眼鏡を持っていなかったのですが、写真を撮って確認したところキアシシギ4羽でした。これらキアシシギは、早くも北方から南方へ渡る途中で、犬岩の海岸に立ち寄ったものと見られます。これから暑くなろうとしているのに、なぜもう南方へ行くのかと不思議に思います。にこっ

キアシシギ20130720
図2 海岸で見られたキアシシギ4羽

また、少し高いところに、あざやかな黄色い植物の花が咲いているのが見られました。ユリ科のハマカンゾウです。花これはニッコウキスゲ(ゼンテイカ)に近い種(同じ属)です。にこっ

ハマカンゾウ20130720
図3 鮮やかな黄色で存在感のあるハマカンゾウ

犬岩を歩いて、貴重な地層だけではなく、ジオの恵みも感じることができました。にこっ

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