お知らせ

銚子の緑地と地形

2013.06.20 Thursday 18:30
銚子付近の航空写真を見ると緑色に見える部分があります。その部分は緑地です。にこっ
その緑地を見ると、特徴がありそうです。まず、右腕で一番くびれた新生―名洗線の東西で分布に顕著な違いがあることに気がつきます。まず、この線よりも西側では、河川の流路に沿って緑地が生育しているのがわかります。この河川は、水の流れによる浸食によって、次第に削られていきました。そのため、これらの河川は、周囲よりも標高が低くなっています。この河川と周囲の標高が急激に変わる斜面で緑地がみられるのです。したがって、緑地は、傾斜地という特徴的な地形に見られることがわかりました。また、このように小さな河川が広域的に広がっているのは、水を通さない不透水層の上に、水を通しやすい透水層が載っているのと関係がありそうです。にこっ

銚子付近の航空写真
銚子付近の航空写真(Googleの航空写真よりを編集した)

一方で、新生―名洗線よりも東側は、西側と違った特徴を持っています。東側の緑地は、君ヶ浜、愛宕山の周囲、利根川沿いの斜面などに見られます。また、地形図に記載されている河川は、小畑池から出て、高神低地を経由して名洗へ流出する1本だけです。東側は、おそらく水の流れによって浸食できるほど大地が柔らかくないと推測されます。にこっ
 このように、緑地の分布によっても、地形や地質の特徴が見えてくるというのも面白いですね。にこっ


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講演会

2013.06.20 Thursday 17:30
世界ジオパークに認定されている高知県の室戸ジオパークから柴田伊廣氏をお招きし、6月8日に市民センターで、「室戸ジオパークが魅せたジオ活」というタイトルで講演会が開催されました。にこっ

発表のようす1
発表のようす(1)

発表のようす2
発表のようす(2)

課題を検討中
課題を検討中

講演会の内容
講演会の内容

この講演会では、5−6人のグループになって、与えられた課題に対して、各人が問題点を書き出し、講師が情報提供した後、解決策を出し合い、その後グループごとに発表するというものである。参加者は、受け身的に講演を聞くだけでなく、ひとりひとりが積極的に関わっていくことができました。にこっ

室戸ジオパーク推進協議会では、このようなワークショップ形式で、会議が行われているようです。室戸市の人口は、銚子市の人口の5分の1程度ですが、室戸のジオ活は、人口の少なさを感じさせませんでした。にこっ

銚子でも、会議でワークショップ形式を取り入れて、さらに活気のあるジオ活をしていきたいですにこっ



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